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11/07/2026

薬剤師の退職から考える薬局経営 ──倒産最多と報酬改定の時代に、人材で勝つ構造のつくり方 薬剤師の退職事情 <後編>

 薬剤師の退職から考える薬局経営

──倒産最多と報酬改定の時代に、人材で勝つ構造のつくり方

薬剤師の退職事情 <後編>

2025年の調剤薬局業界には、二つのショックがありました。

一つは倒産件数です。東京商工リサーチによると、2025年に倒産した調剤薬局は38件(前年比35.7%増)で過去最多を更新。負債1億円未満の小規模倒産が29件と全体の76.3%を占め、その多くは「販売不振」でした。帝国データバンクの年度集計でも、2025年度の倒産は30件と2年連続で最多更新。8割超が資本金1000万円未満で、特に「門前型」の苦境が鮮明です。

もう一つは2026年度の調剤報酬改定です。門前薬局の立地依存が見直され、調剤基本料は処方箋集中率で評価が分かれる制度となり、6月1日に施行されました。「立地と処方箋で稼ぐ」モデルの終焉が、公式な制度設計として宣言された形です。

この二つのショックの交差点にあるのが「薬剤師の退職」です。私はコンサルタントとして、この時期に事業計画を見直す薬局経営者と話す機会が多いのですが、売上・報酬・立地の議論に比べて、「退職という現象を経営課題として設計している」薬局は驚くほど少ない。本稿では、薬剤師の退職データから薬局経営の打ち手を読み解きます。

1. なぜ今、退職が「経営の死」に直結するのか

前提として、日本の薬局の人材構造を確認しましょう。日本には6万軒を超える薬局があり、その多くは薬剤師2〜3名の小規模店舗です。管理薬剤師が一人欠けると、最悪の場合その日は営業できません。処方箋応需が月4,000回を超えるような店舗なら、営業停止1日で数十万円規模の売上が消えます。

それでも採用するしかない理由は、市場の価格に現れています。厚生労働省の調査では、薬剤師の有料職業紹介の手数料は平均122.5万円、賃金に対する割合は平均22.5%。業界の相場として、採用年収の20〜30%が成功報酬として動きます。さらに帝国データバンクの報告は、現実の破綻事例として「大手ドラッグストアの進出による競合激化に加え、薬剤師の確保に苦慮し、最終的に破産した」調剤薬局の実例を紹介しています。東京商工リサーチも、大手の賃上げによる人材囲い込みのしわ寄せが中小に直撃していると指摘します。

つまり今の薬局経営では、「退職者ゼロ」の経営は実現できなくても、「退職1人あたりのコスト」を管理しない経営は破綻リスクと直結します。退職は経理上の費用項目ではないけれど、実態は「紹介料+空白期間の売上損失+引継ぎコスト+残った人材の負荷増」を生む、最大級の変動費なのです。

 

試算の一例を示しましょう。年収600万円の管理薬剤師が退職したとします。紹介手数料は相場(年収の20〜30%)で120万〜180万円。欠員によって営業を縮短・停止した日は、処方箋の規模次第で1日数十万円の売上が消えます。さらに、退職した管理薬剤師が担っていた薬歴管理、在宅対応、近隣医療機関との関係構築は、すぐには代替できません。残ったスタッフの負荷が増えれば、次の退職の引き金になる──退職は連鎖する現象です。こうして数えると、退職1人あたりの総コストは容易に300万円を超えます。年間300万円の定着投資が退職を1件防げば、投資はその時点で回収済み。この計算ができるかどうかが、採用予算の使い道を決めます。

2. 退職理由の正体──「一身上の都合」を信じない経営

では、薬剤師はなぜ辞めるのか。前回の記事(国際比較編)で詳しくお伝えしましたが、要点だけ再確認します。

厚生労働省委託調査(令和3年度、施設調査)では、薬局薬剤師の退職理由は「一身上の都合」27.8%、「契約期間の満了」21.2%、「職場の人間関係」8.0%とされています。しかし匿名調査では、人間関係はおおむね45〜57%前後、業務負荷・労働環境は25〜40%前後、給与・評価への不満は30〜39%前後で、常に上位を占めます。公式データと本音の乖離は、日本の薬局の構造──少人数・閉鎖空間・狭い業界──が生む「自己防衛」です。

そして、退職を決意させるトリガーには傾向があります。①医薬品供給不足への対応の徒労感(毎日の謝罪と調整業務で専門性を感じられない)、②カスハラに対する組織の冷淡な対応(東京都薬剤師会の調査では、薬局薬剤師の69.1%がカスハラを経験)、③「代わりがいないから休めない」という一人薬剤師的な体制、④頑張りが評価・還元されないという確信。多くの相談者は、こうした要因が2つ以上重なったときに退職へ動きます。

さらに、経営者が知るべきは「誰が動きやすいのか」です。人材紹介の現場では、①入社1〜3年目の若手(教育体制の崩壊や同期の離職への不安が原動力)、②少人数店舗で一人薬剤師を経験した人(「とにかく休みたい」という切実な要求を抱えて相談に来る)、③就任後1〜3年の若手・中堅管理薬剤師(「数万円の手当で、スタッフの労務管理、患者クレーム対応、本部の薬歴・加算ノルマ達成まで背負わされ、割に合わない」という不満)の3類型が動きやすいとされます。前回の記事で触れた年代データ(退職者の中心は30代30.3%、40代23.4%)と合わせると、最も代替が難しい人材──管理薬剤師を務められる中堅──が、最も静かに退職を決意する構造が見えてきます。

つまり、退職は「突然の個人的な事件」ではなく、職場の構造が生む再現性のある現象です。再現性があるなら、経営で設計できます。

3. 弱みを強みに変える──中小薬局の人材戦略

「給与で大手に勝てない」「ブランドがない」というのが、独立系・中小薬局の一般的な自覚です。ここで給与額の高低を正面から戦わせるのは無謀です。しかし、退職理由の本音を分解すると、大手が構造的に手を打ちにくい領域があることに気づきます。そこが中小の強みを置ける場所です。

(1)「休める構造」への投資

本音の業務負荷の中核は「一人薬剤師で休めない」ことです。大手は店舗の規格とコスト管理が厳しく、個店の応援体制を柔軟に組みにくい。一方、中小薬局なら、近隣薬局との応援協定、パート薬剤師の併用、オンライン服薬指導や処方箋事前受付の活用など、「休める構造」を自社の裁量で設計できます。経営者にしか決められない権限ですが、だからこそ実行すれば競争優位です。

(2)カスハラ対応の「盾」を経営者自身が務める

海外の調査では、経営側が盾となるゼロトレランス方針が整備されています。日本の本音では「本部が患者様第一と言って現場を守らない」ことが退職の決定打になります。大手では本部方針を変えられませんが、中小の経営者は「患者からの暴言は私が対応する」と言語化し、マニュアル化できる。この一言が、心理的安全性の実質です。

(3)評価の見える化

給与の本音は「金額」より「頑張りと還元が結ばないこと」にあります。かかりつけ同意数、在宅対応件数、地域支援への貢献──2026年度改定で評価が一本化された服薬管理指導料をはじめ、対人業務の成果は点数として可視化されました。これを役割手当として本人に返す設計は、大手の一律評価より速く作れます。

(4)紹介手数料を定着投資に置き換える計算

平均122.5万円の紹介料は、1人分の増員・応援体制・評価還元の年間コストに相当します。紹介料を払い続けるビジネスモデルは「ザル構造の固定費」です。定着投資に置き換える発想が、採用予算の質を変えます。

(5)在職者の本音を測る仕組み

英国のRPS調査のように、退職の前段階(バーンアウトリスク、人員配置、支援体制)を在職者に匿名で測る仕組みを、年1回・外部集計で導入します。退職者だけに聞くと、すでに職場への期待を失った人の声に偏ります。在職者の不満が測れる薬局は、採用面接でも「うちではこういうことを測っています」と語れる、最大の訴求材料を持つことになります。

ここで重要なのは、これらの施策は「給与の大盤振る舞い」を一切必要としないことです。弱みの補正を給与でやろうとすると、大手との資金力勝負になり、独立系は必ず負けます。しかし、応援体制・盾・評価の見える化・本音を測る仕組みという四つは、資金力ではなく「設計の自由と距離の近さ」で実現する施策です。大手チェーンでは本部方針との調整に時間がかかりますが、中小薬局なら経営者の決断一つで来月から始められます。構造変化の時代には、決断の速さこそが最大の資産です。

4. 人材戦略は「ビジネスモデル転換」とセットで

注意すべきは、定着策だけ実装しても、集客構造が立地依存のままでは成り立たない、という点です。2026年度改定は、門前型・立地依存の調剤基本料を減算・格付けし、「かかりつけ薬局」への転換を制度が後押しする方向です。つまり経営課題は「人材で勝つ」ことと「対人・在宅・地域支援で売上の柱を張り替える」ことの二本立てであり、この二つは実は同じ問題です。

対人業務の充実は、薬剤師にとって「専門性が活きる職場」の実現そのものです。米国の調査では、職業満足度が高い薬剤師でも4人に1人が離職を考えており、薬剤師は「職業」ではなく「職場の設計」で辞めます。在宅医療、かかりつけ機能、地域連携──こうした新しい役割を任せられる薬局は、離職防止装置そのものになります。英国では2026年9月以降、新規薬剤師が独立処方者として登録される時代に入ります。世界の薬剤師は「より患者に近い専門職」へ進んでいます。日本でもその流れは止まりません。若手に「対物から対人へ」の成長パスを設計できるかどうかが、今後の採用と定着を分けます。

視点を変えれば、2026年度改定は「人材の質」を経営の中心に引き上げた制度だとも読めます。立地という「不動産の運」で稼げた時代、人材は費用でした。しかし処方箋集中率で評価が分かれ、かかりつけ・在宅・地域支援で売上を張り替える時代には、人材は「その薬局の参入障壁」になります。同じ門前薬局でも、在宅対応のできる管理薬剤師が二人いる薬局と、一人薬剤師で細々と回す薬局とでは、制度の上でも市場の評価でも、まったく異なる扱いを受けることになるでしょう。倒産38件の内訳を見ると、最大の原因は「販売不振」(25件、構成比65.7%)でした。「売れる仕組み」と「残れる職場」は、別の施策に見えて、実は同じものなのです。

5. まとめ──退職を「管理会計」にしてしまう経営

整理します。調剤薬局の倒産は2年連続で最多を更新し、小規模・門前型の苦境はこれから深まります。報酬制度は立地依存を減点し、対人業務へ評価を移しています。この時代に、退職1人を「仕方のない現象」として扱う経営には、もう残高がありません。

退職1人あたりのコスト(紹介料平均122.5万円、空白期間の売上損失、引継ぎコスト)を財務として認識し、退職理由の建前(一身上の都合27.8%)を信じず、本音(人間関係・負荷・評価)を在職者から測定し、「休める構造」「盾の明文化」「評価の見える化」という、大手が打ちにくい施策を自社の裁量で実装する。これが、独立系・中小薬局が「弱み(給与・ブランド)」を「強み(設計の自由と距離の近さ)」に変える道です。

最後に、実務からの一言です。退職面談で「一身上の都合です」と言われたら、私は経営者にこう返事します。「その一言を、採用と経営の学習データにしてください」と。退職者の理由は、その薬局のオペレーションが本当はどこで壊れていたのかを示す、唯一無二の診断データです。面談の記録を「一身上の都合」で閉じる薬局と、退職面談での本音の掘り下げ→在職者調査での検証→施策の修正というサイクルに組み込む薬局。5年後、採用市場で説明力を持つのは、間違いなく後者です。

退職者の声を経営改善の入力にするサイクルを持つ薬局は、売り手市場の終わりが来ても採用に困らない。退職をコストとして見るのか、設計対象として見るのか。その分岐が、今後10年の薬局経営を分けると私は考えています。

参考(主な出典)

•   東京商工リサーチ「2025年『調剤薬局』倒産動向」(2026年1月)

•   帝国データバンク「『調剤薬局』の倒産動向(2025年度)」(2026年4月)

•   2026年度調剤報酬改定に関する公表資料(調剤基本料の見直し、服薬管理指導料への一本化など)

•   厚生労働省委託「令和3年度 薬剤師確保のための調査・検討事業」報告書

•   東京都薬剤師会 カスタマーハラスメント実態調査(2024年)

•   マイナビ薬剤師白書(2023年版)/スマスタ「薬剤師100人アンケート」/リクルートメディアルキャリア調査

•   RPS/Pharmacist Support「Workforce Wellbeing Survey」2024年調査

•   2024 National Pharmacist Workforce Study

 

👉【note記事】:「薬剤師の退職から考えておきたいこと」|薬剤師の退職事情<後編>

👉【Blogger記事】:「薬剤師の退職理由は世界とここが違う」|薬剤師の退職事情<前編>

薬剤師の退職理由は世界とここが違う ──「一身上の都合」の裏側を読み、弱みを強みに変える経営の考え方 |薬剤師の退職事情 <前編>

 薬剤師の退職理由は世界とここが違う

──「一身上の都合」の裏側を読み、弱みを強みに変える経営の考え方
薬剤師の退職事情 <前編>

薬局経営者の皆さんに、一つ質問です。退職面談で「一身上の都合です」と告げられたとき、その言葉をどう受け止めていますか。私はコンサルタントとして、薬局・調剤業界の組織と人材の課題に向き合う中で、この一言をそのまま信じている経営ほど定着率が上がらない現場を数多く見てきました。

結論を先に述べます。日本の薬剤師の退職理由データは、構造的に「建前」が出やすい仕組みになっており、海外の調査とは「そもそも何を測っているのか」が異なります。この違いを読み解ける経営者は、退職を「防げない事故」ではなく「構造で制御できる経営課題」として扱えます。そして、大手チェーンに給与とブランドで正面から勝てない独立系・中小の薬局こそ、この視点を持つことで「弱みを強みに変える」一手を打てるのです。

1. 公式データが語る「建前」の世界

まず、日本の公式データを見てみましょう。厚生労働省委託「令和3年度 薬剤師確保のための調査・検討事業」(施設調査、退職者449人)によれば、薬局薬剤師の退職理由は「一身上の都合」が27.8%、「契約期間の満了」が21.2%と、この2つで約半分を占めます。一方、「職場の人間関係」は8.0%、「給与水準の不一致」は4.9%にとどまります。

ところが、匿名性を担保した民間調査を重ね合わせると、様相は一変します。

•   薬剤師100人アンケート(スマスタ、2021年):辞めたい理由の最多は人間関係(パワハラ含む)で57%、次いで長時間労働・激務25%、正当に評価されない16%

•   m3.com会員アンケート(約485件):転職を決意した理由のトップは「職場の人間関係に問題があった」で46.2%

•   リクルートメディアルキャリア調査(2024年公表):転職を考え始めたきっかけは「業務負荷が高い」39.4%、「給与への不満」38.6%、「人間関係への不満」33.3%

•   マイナビ薬剤師白書(2023年版):退職検討理由は給与条件34.6%、人間関係31.7%、仕事内容・やりがい31.4%、勤務時間29.4%

つまり、公式の世界では「人間関係8%」、本音の世界では「人間関係はおおむね45〜57%前後」。同じ業界の同じ現象を測った数字が、6倍以上も違うのです。業務負荷・労働環境(公式で7%前後、本音で25〜40%前後)、給与・評価(公式で4.9%、本音で30〜39%前後)も同様の乖離を示します。

なぜこうなるのか。理由は構造的です。少人数の調剤室では、退職時に「人間関係が悪かった」と正直に言えば、残る同僚や薬局長に直接影響が及びます。薬剤師業界は世間が狭く、特に地方では薬局経営者同士が薬剤師会の会合で顔を合わせ、医薬品卸の担当者経由で「あそこで辞めたらしいよ」という情報が瞬く間に回ります。次の職場の面接で「人間関係で辞めた」と伝えると、協調性を疑われかねない。だから本人たちは、自己防衛の最適解として不満を「一身上の都合」という安全な言葉にパッケージングして出ていくのです。

 もう一つ、公式データから読み取れる重要な事実があります。退職者の年代です。薬局の退職者は30代が30.3%、40代が23.4%と中堅層が中心で、20代は11.4%にすぎません。若手が動く前に、経験を積んだ中堅──特に管理薬剤師を務められる層──が動く。薬局にとって最も代替コストが高い人材が、最も静かに去っていく構造です。また、同じ調査の本人調査では、薬局薬剤師の75.5%が転職意向を持っていないことも分かっています。「4人に3人は辞めない」。退職は全員に起きるのではなく、特定の構造を持つ職場で集中的に起きる現象なのです。

2. 海外のデータは「そもそも測り方が違う」

では、先進国の薬剤師はどうなのでしょうか。まず押さえるべきは、日本との比較では「何を測っているのか」がそもそも違うという事実です。

英国では、王立薬剤師会(RPS)と支援団体Pharmacist Supportが毎年、職場のウェルビーイング調査(Workforce Wellbeing Survey)を実施しています。直近の調査(6,500件超の回答)では、回答者の87%がバーンアウト高リスクに分類され、その背景として不十分な人員配置70%、ワークライフバランスの欠如49%、経済的圧力47%、同僚・上司からの支援不足47%、長時間労働34%が挙げられています。米国の2024年 National Pharmacist Workforce Study では、現役薬剤師の25.5%が「今後1年で現職を離れる可能性が高い」と答え、フルタイム勤務者の73%が業務負荷を高く評価し、26%が過去12カ月にいじめ・脅迫・嫌がらせを経験しています。

一方で、実際の離職率に目を向けると、国際的な系統的レビュー(Thin et al.、2022年、28研究)によれば薬剤師の職場からの離職率は8.6〜17%、英国NHS薬剤師の年間離職率は2023-24年度で10.3%。日本の業界目安とされる「10%前後」と、大きな差はありません。

ここから導かれる重要な事実は二つです。

第一に、離職率の絶対値は世界的に見れば大差がないということ。辞める人材は、どの国でも辞めています。第二に、差は「可視化の仕組み」にあるということ。英国や米国では、バーンアウト・人員配置・支援体制といった「退職の前段階」が職能団体によって継続的に測定され、その数字が公然と業界の議論を動かしています。日本の公式調査は、退職後に事業所が記録した「退職理由」の分類が中心で、しかもそこには建前が混入します。つまり日本は「辞めた後の理由」しか測らず、しかもその理由が歪んでいる。これが「日本だけ退職の本音が見えない」という構造的な原因です。

もう一つ、米国データから読み取るべき示唆があります。米国では職業満足度が比較的高い(69.1%)にもかかわらず、離職意向が25.5%あります。これは「職業への満足」と「現在の職場への不満」が両立する、という現実を示しています。薬剤師離職は「職業が終わったから辞める」のではなく、「職場という設計が合わなかったから辞める」のです。この視点を持つか否かで、経営者の打ち手はまったく変わります。

3. 本音の中身は、日本と海外で「質」が違う

さらに踏み込むと、ストレスの「質」の相違が見えてきます。

日本の退職本音の最大項目である「人間関係」は、狭い調剤室という閉鎖空間で、管理薬剤師や事務員といった身近な相手と1日中向き合う、いわば水平的・空間的なストレスです。日本には6万軒を超える薬局があり、1店舗あたりの薬剤師は2〜3名という世界でも稀な密度の小規模モデルで成り立っています。この構造では、誰か一人が欠けても応援が効きにくく、人間関係が固定化されます。一人薬剤師の時間帯にトイレにも行けない、という切実な声は、まさにこの構造の産物です。

対して英米の調査で語られるのは、むしろ経営層や企業システムとの対立、いわば垂直的なストレスです。米国の大手チェーンは店舗が大きくスタッフも多いため「密室」は発生しにくい代わりに、予防接種のノルマや処方箋処理のKPIとの板挟みによる道徳的苦痛(moral distress)──「専門職として患者にやりたいことがあるのに、企業の数値目標がそれを許さない」というジレンマがバーンアウトの主因として報告されています。

カスハラ(患者ハラスメント)への向き合い方も対照的です。東京都薬剤師会の調査(2024年、回答489人)では、薬局薬剤師の69.1%がカスハラを経験しており、英国の調査でも医薬品供給不足に関連した患者の暴言が深刻な問題です。違いは、その「後の処理」にあります。英国では、暴言を吐く患者にサービスを提供しないというゼロトレランスの方針が労働法制や業界ガイドラインとして整備され、経営側が盾になることが前提です。日本では「患者様第一」の美名の下、本部や経営が現場に謝罪を強要する構図が残り、薬剤師は患者ではなく「守ってくれない会社」に絶望して退職します。ハラスメントの有無ではなく、対応制度の有無こそが、国際比較における本質的な相違点なのです。

なお、正直に言えば、「日本の建前と本音の乖離が先進国で最も大きい」と断定することはできません。公式調査(事業所が記録した退職理由)と匿名調査(本人の回答)は、そもそも測定対象が異なるためです。しかし経営者にとって重要なのは、その学術的な留保を超えた先にあります。自社の退職面談で得られる情報が、構造的に「建前」に偏っているという事実。そして海外では、退職の前段階(バーンアウト・人員配置・支援体制)が数字として可視化され、経営改善の入力に使われているという事実です。この二つを認めた瞬間に、打ち手は見えてきます。

4. 経営者は「数字の見え方」を経営資源にできる

ここまでがデータの整理です。経営の視点で重要なのは、この「見え方の差」を自社の競争力に変える発想です。独立系・中小薬局には、次の4つの実践を推奨します。

(1)退職理由を「分解」して測る。「一身上の都合」を信じないだけでなく、在職者への年1回の匿名調査で、人員配置・休憩の取得可能性・管理者の支援・評価への納得感・ハラスメント対応といった具体項目に分けて測定します。英国型のウェルビーイング測定を簡易に模倣する発想です。小規模薬局では回答者が推測されるリスクがあるため、薬剤師会や外部機関経由の集計が有効です。辞める前に問題を把握できる仕組みを持つ薬局は、採用面接でも「うちではこういうことを定期的に測っています」と語れる、最大の訴求材料になります。

**(2)カスハラ対応の「盾」を明文化する。**投資はほぼ不要です。経営者自身が「患者からの暴言は私が対応する」と言語化し、対応フローをマニュアル化するだけです。大手にはできない、社長が直接盾になる対応は、小規模組織ならではの強みです。

**(3)評価の見える化。**本音の給与不満の実体は、金額そのものより「頑張りと還元が結ばない」ことです。かかりつけ同意の件数、在宅対応の件数、地域支援への貢献といった対人業務への成果を、役割手当として数字で返す設計は、大手の一律評価よりはるかに早く作れます。

**(4)紹介手数料を「定着投資」に置き換える。**厚生労働省の調査では、薬剤師の有料職業紹介の手数料は平均122.5万円、賃金に対する割合は平均22.5%です。年収600万円の薬剤師なら120万〜180万円。さらに管理薬剤師が欠ければ営業停止のリスクまで背負います。この資金を1人分の増員、応援体制の構築、評価還元に回す計算は、財務的に十分成立します。ザルのように人が抜ける職場に紹介料を払い続けるより、構造への投資のほうが合理的です。

試算してみましょう。年収600万円の管理薬剤師が退職した場合、紹介手数料は120万〜180万円。欠員で営業を縮め・止めた日には、処方箋の規模次第で1日数十万円の売上損失が発生します。薬歴や患者との信頼、近隣医療機関との顔の喪失、残ったスタッフの負荷増まで含めれば、退職1人あたりの総コストは容易に300万円を超えます。逆に言えば、年間300万円の定着投資が退職を1件防げば、その時点で投資は回収済みです。

5. 弱みを強みに変える、という思考

最後に整理しましょう。独立系・中小薬局の本当の弱みは「給与で大手に勝てない」「ブランドがない」ことではありません。「退職の本音を測り、改善し、語る仕組みを持っていないこと」にあります。薬剤師の離職率そのものは世界的に大差なく、人材はどの職場でも辞めます。差がつくのは、辞める理由を構造から消す経営を持つかどうかです。

その意味で、時代は独立系に味方しています。2026年度の調剤報酬改定では、かかりつけ薬剤師指導料の廃止と服薬管理指導料への一本化など、対人業務の評価が一段と進みました。英国では2026年9月以降、新規登録の薬剤師が独立処方者として登録される制度へ移行するなど、世界的に薬剤師の専門性は「調剤の正確さ」から「患者への関与の深さ」へ移行しています。こうした「専門性を発揮できる場の設計」は、本部方針との調整が必要な大手よりも、小さな薬局のほうが速く実現できます。

退職者が出ることは、正しく測れば経営改善の最高の入力データです。「一身上の都合」という建前を丁寧に読み解くこと──それが、日本ならではの文化を知り、自社の弱みを強みに変える最初の一手になります。

参考(主な出典)

•   厚生労働省委託「令和3年度 薬剤師確保のための調査・検討事業」報告書(mhlw.go.jp)

•   合同会社スマスタ「薬剤師100人アンケート」(2021年)

•   m3.com 薬剤師コラム「薬剤師の『退職』にまつわる本音」

•   リクルートメディアルキャリア調査(2024年公表)

•   マイナビ薬剤師白書(2023年版)

•   RPS/Pharmacist Support「Workforce Wellbeing Survey」2024年調査

•   2024 National Pharmacist Workforce Study

•   Thin et al.(2022)薬剤師離職に関する系統的レビュー

•   東京都薬剤師会 カスタマーハラスメント実態調査(2024年)

•   2026年度調剤報酬改定に関する公表資料

 

👉【note記事】:「日本と海外で違う、薬剤師の「辞め方」」|薬剤師の退職事情<前編>

👉【Blogger記事】:「薬剤師の退職から考える薬局経営」|薬剤師の退職事情 <後編>

 

11/06/2026

【G7比較】薬剤師の「6年+1,200万円」は何年で回収できる? ― 学費と初任給で見る、日本の薬剤師の「回収速度」 ―

 【G7比較】薬剤師の「6年+1,200万円」は何年で回収できる?

― 学費と初任給で見る、日本の薬剤師の「回収速度」 ―

2026年11月

30秒で読む要約

■ G7の「薬剤師になる道」は、学費ほぼ無料の欧州型、高学費・高収入の北米型、そして高学費・中収入の日本型に分かれる。

■ 簡易試算では、私大の学費1,200万円を回収するのに日本は約11年半。借入3,000万円の米国は約6年で先にゼロになる。差を生むのは借金の額ではなく「回収の速度」だ。

■ ただし学費の多くは家計が負担し、物価差や昇給もある。「コスパ最悪」と言い切るのは早い。

■ 回収を早める鍵は、0402通知の範囲で任せられる作業を手放し、浮いた時間を対人業務に回すこと。

 

国家試験の合格発表から数か月。初めての給与明細を開き、「差引支給額」の欄で指が止まる――。

6年間の通学に、私立なら1,200万円を超える納付金。その投資に、この明細は見合っているのだろうか。

今回は「薬剤師になるまでにいくらかかるか(投資)」と「なってからいくら入るか(回収)」という2つの物差しで、G7の薬剤師を並べてみた。先に結論を言うと、日本の薬剤師は「割に合わない」というより、「回収に時間がかかる」構造にある。そして、その速度は働き方で変えられる。

1. G7の薬剤師を「投資」と「回収」で並べる

まず数字を並べてみよう。初任給は国によって統計の取り方が違うため、あくまで「目安」として見てほしい。

表1 G7の薬剤師:なるまでの道のりと、初任給の目安

国

なるまでの道のり

学費の重さ

初任給の目安(円換算)

日本

6年制。卒前実習あり、卒後の法定研修なし

私大は6年で1,200万円超

年約390万円(推計)

米国

Pharm.D。プレ薬学を含め6〜8年

卒業生の8割超が借入

約1,490万円(下位10%の年収)

英国

MPharm 4年+有給の卒後研修1年

年約9,500ポンド(4年で約740万円)

約780万円(NHS Band 6の初号)

カナダ

Pharm.D。プレ薬学を含め5〜6年

州・大学で差が大きい

約650〜1,000万円(集計サイトの目安)

フランス

6年(病院薬剤師は9年前後)

ほぼ無料

約790万円※

ドイツ

大学4年+1年の実習(有給)

ほぼ無料

約680万円※

イタリア

5年(6か月の実習を含む)

低い

約490万円〜※

注:1ドル=150円、1ポンド=195円、1ユーロ=162円、1カナダドル=108円で簡易換算(計算しやすい概算値で、特定日の相場ではない)。税・社会保険料・物価差は含まない。

注:日本は月給26〜30万円+賞与を想定した筆者推計。※仏・独・伊は初任給ではなく、給与集計サイトに基づく薬剤師全体の平均年収の目安(初任給はこれより低い)。英国の学費はイングランドの上限(2025/26年度£9,535)。

注:米国は初任給の公的統計がないため、BLSの下位10%値($99,290、2025年5月)を目安とした。中央値は$140,910(約2,110万円)。英国はNHS Band 6の2026/27年度初号£39,959。

出典:薬事日報(2025年11月19日)、U.S. BLS、AACP 2025 Graduating Student Survey、NHS給与表ほか(末尾の参考資料)。

 

日本の数字を少し補足しておく。例えば都内のある病院の募集要項では、6年制新卒の初任給は月22.7万〜24.5万円(手当込み、時間外手当は別)だった。薬局やドラッグストアはこれより高めの求人も多いが、「月20万円台〜30万円前後」が相場とみられる(筆者推計)。

2. 世界の薬剤師は「3つの型」に分かれる

表1を眺めると、薬剤師という資格の「経済的な性格」は大きく3つに分けられる。

① 欧州型(フランス・ドイツ・イタリア):借金ゼロで、国境を越えられる

学費はほぼ無料。給与は飛び抜けて高くはないが、借金がないので初年度から貯蓄に回せる。さらにEU内では、薬剤師資格が自動承認の対象になっている(EU指令2005/36/EC)。働く国を選べる資格なのだ。なお英国はEU離脱により、この自動承認の枠から外れた。

② 北米型(米国・カナダ):高く払って、速く取り返す

米国では薬学部卒業生の8割超が学費を借り入れている(AACP 2025)。それでも給与水準が高く、下位10%でも年約10万ドル。重い借金を、太い収入で一気に返していく型だ。

③ 日本型:北米並みの時間とお金で、北米に遠く及ばない収入

6年という時間と私大1,200万円超という学費は、欧州より北米に近い。一方で収入は、北米に遠く及ばない。しかも資格は国内専用で、収入は2年ごとの診療報酬改定の影響を受けやすい。

私見を言えば、日本は「北米に近いコストで、北米に遠く及ばない収入」という、3つの中で最も回収に時間がかかる組み合わせにある。

3. なぜ日本は「回収」が遅いのか

学費が高く初任給が低い――その裏には、日本の薬剤師ならではの3つの構造がある。

構造① 卒後研修がなく、育成が職場任せ

日本は2006年に薬学教育を6年制にした。その分、卒前の実務実習は手厚くなったが、英国の有給の卒後研修やドイツの1年の実習のような、卒後の法定研修はない。国家試験に合格した翌月から、臨床の力を伸ばせるかどうかは就職先のOJT次第だ。新人が「戦力」になるまでの時間が読めないから、職場も初任給を思い切って上げにくい。

構造② 給与の原資が、診療報酬と薬価に縛られている

薬局や病院の収入の大半は、公定価格である診療報酬・調剤報酬と薬価で決まる。薬価差益は年々縮み、物価や人件費が上がっても、それをすぐ価格に転嫁することはできない。米国のように「人手が足りないから給与を上げて採る」という市場の力が働きにくいのだ。

構造③ 薬剤師の時間が「対物業務」に取られている

ピッキング、棚の補充、在庫の確認。薬剤師でなくても回る作業に1日の多くを使っていれば、一人当たりが生み出す価値はなかなか上がらない。価値が上がらなければ、昇給の原資も生まれない。

3つのうち、①と②は個人の力では変えにくい。だが③は、明日からでも動かせる。この記事の後半で扱うのは、ここだ。

4. シミュレーション:問題は「借金の額」より「回収の速度」

では、実際に何年で回収できるのか。初期投資(学費や借入)を、毎年の「余剰資金(手取り-生活費)」で返していくと仮定して、日米を比べてみた。

表2 シミュレーションの前提(仮定)

項目

日本

米国

初期投資

1,200万円(私大の学費)

3,000万円(約20万ドルの借入を想定)

初年度の余剰資金

年100万円(手取り約300万円-生活費約200万円)

年450万円(手取り約7万ドル-生活費約4万ドル)

余剰資金の伸び(昇給)

毎年1%

毎年3%

回収にかかる年数

約11年半(12年目に完了)

約6年(7年目に完了)

注:利子・税制・物価差は考慮しない簡易試算。前提はすべて著者の仮定で、条件を変えれば結果も変わる。

 

図1 日米の薬剤師:教育投資の「未回収残高」の推移

米国の借金は日本の2.5倍もあるのに、グラフは先にゼロへ落ちる。差を生んでいるのは、余剰資金の大きさと、その伸び率だ。

日本の「年100万円・昇給1%」では、20代のほぼすべてが回収期間に重なる。結婚、住宅、子育て――お金が最も必要な時期に、まだ「6年間の元」を取り返している最中なのだ。

ためしに日本の余剰資金を年150万円に増やすと、回収は約8年に縮む。昇給を待つより、余剰を生む力を上げるほうが効くということでもある。

5. 公平のために:「コスパ最悪」と言い切れない3つの理由

ここまで読んで「やっぱり薬剤師は割に合わない」と思った人に、あえて反論を置いておく。

想定反論:それでも日本の薬剤師が「割に合わない」とは言い切れない

① 学費を払うのは、多くの場合「家計」だ。 本人が数千万円の借金を背負う米国とは構図が違う(奨学金を借りた人は別)。

② 円換算の額面比較は、物価差を無視している。 米国の家賃や医療費は日本とは桁が違い、手取りの実感は額面ほど大きくない。

③ 初任給だけで一生の収支は決まらない。 日本の薬剤師は全国どこでも求人があり、雇用は安定している。

▶ それでも「回収の速度」が遅いのは事実だ。だからこそ、速度を上げる方法を考えたい。

 

6. 回収を早める「次の一手」

「じゃあ薬剤師なんて目指さないほうがいいのか?」 そうではない。賞味期限が切れたのは、「処方箋どおりに薬を集めるだけの薬剤師」だ。

入社3年目になっても、1日の大半を棚の前で過ごしている――そんな若手は珍しくない。本人は忙しく働いているのに、身についていくのは「速く正確に集める技術」だけだ。それは、真っ先に機械に置き換わる技術でもある。

ピッキングや棚の補充のような「薬剤師でなくても回る作業」は、これから機械や非薬剤師に移っていく。その時間を何に使えるか――ここが、投資を回収できる薬剤師とそうでない薬剤師の分かれ目になる。

一手目:手放す作業を、ルールの範囲で決める

2019年の厚生労働省通知「調剤業務のあり方について」(いわゆる0402通知)では、薬剤師の目が届く場所で、薬剤師の指示のもと、判断の余地が少ない機械的な作業なら非薬剤師が行える。例として、PTPシートのままの医薬品を必要量そろえる作業や、一包化した薬の数量確認が挙げられている。最終監査は薬剤師が行う。

一方で、軟膏や水剤・散剤を量ったり混ぜたりする作業は対象外だ。「どこまで任せてよいか」を知ること自体が、若手の武器になる。

二手目:浮いた時間を「1つの対人業務」に寄せる

例えば、ピッキングを任せて浮いた1日5分を、服用後のフォロー電話1件に使う。あるいは、多剤併用が気になる患者の処方を見直す下調べに使う。目標は月に1件、医師への処方提案を形にすること。小さく見えるが、1年で12件の「自分にしかできなかった仕事」になる。

三手目:件数を記録して、交渉の材料にする

フォローの件数、疑義照会・処方提案の件数、患者から相談を受けた件数。数字で残せば、評価面談でも転職でも「私はこれだけ価値を生んだ」と言える。余剰資金を増やす最短ルートは、自分の価値を見える形にすることだ。

同級生と会って給与の話を聞き、「同じことをするなら、給与の良いところへ」と転職を考える若手は多い。その前に、一度この計算をしてほしい。

自分の回収年数は、ざっくり「初期投資÷年間の余剰資金」で出せる。学費1,200万円、余剰が年100万円なら12年。余剰を年150万円にできれば8年。数字にしてみると、「今の働き方を続けた場合」の自分の未来が見えてくる。給与の額だけでなく、「その職場で余剰を生む力が伸びるか」で比べると、答えが変わることもある。

就活中・入社3年以内の方へ

「回収できる職場」を見分ける3つの質問と、入職後3年間の育ち方をnote版にまとめました。同級生と会う前に、あわせてどうぞ。👉【note記事】:薬剤師の「6年+1,200万円」を回収できる職場か?――就活生と入社3年以内のための見分け方

 

資格に守ってもらう時代は終わりつつある。これからは、自分の付加価値で投資を回収する時代だ。あなたの「6年+1,200万円」は、何年で回収できるだろうか。

まとめ:今月やること

✔ 自分の「年間余剰資金(手取り-生活費)」を計算し、回収年数を出してみる

✔ 今の業務のうち、0402通知の範囲で任せられる作業を3つ書き出し、上司に相談する

✔ 浮いた時間で取り組む対人業務を1つ決め、件数を毎月記録する

 

参考資料

・薬事日報「無季言」(2025年11月19日)私立6年制薬学部の納付金総額 https://www.yakuji.co.jp/?p=126137

・東京都済生会中央病院「薬剤師募集要項」(6年制新卒の初任給) https://www.saichu.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/5f10cbbf10ee8f795116313102de399e.pdf

・U.S. Bureau of Labor Statistics, Occupational Outlook Handbook: Pharmacists https://www.bls.gov/ooh/healthcare/pharmacists.htm

・AACP, 2025 Graduating Student Survey National Summary Report https://www.aacp.org/node/3800

・NHS Employers「Pay scales for 2026/27」(Agenda for Change、イングランド) https://www.nhsemployers.org/articles/pay-scales-202627

・Discover Uni(英国政府系)「How will I pay for it? England」学費上限 https://www.discoveruni.gov.uk/how-will-i-pay-for-it/how-will-i-pay-england

・Directive 2005/36/EC(専門職資格の承認に関するEU指令) https://eur-lex.europa.eu/eli/dir/2005/36/oj

・厚生労働省「調剤業務のあり方について」(平成31年4月2日 薬生総発0402第1号) https://www.mhlw.go.jp/content/000498352.pdf


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