12/23/2025

気になる来年度予算案の内訳

 気になる来年度予算案が12/26に決定するとのことですが、数値の内訳がすごく気になっています

n  本体改定率:3.09%

l  賃上げ対応:1.70%

l  物価対応:1.29%(物価0.76%、食費・光熱水費0.09%、その他0.44%)

l  政策改定(通常改定):0.25%(医療の高度化、医療機能の強化:医療の高度化への対応、医療機関機能に着目し、地域で高度・救急医療を支える医療機関への重点配分、等)

l  適正化・効率化:▲0.15%(外来・在宅の適正化:訪問看護、在宅医療の適正化、一般名処方加算の見直し、医療機関・薬局等が連携した残薬対策の推進、長期処方・リフィル処方の取組強化。調剤報酬の適正化:調剤基本料の見直し、後発医薬品調剤体制加算の見直し)

 

賃上げ・物価対応は薬局も対象となっているが、通常改定分は薬局にとってはDX化であり、適正化・効率化は

◆外来・在宅の適正化:

  • 訪問看護
  • 在宅医療の適正化
  • 一般名処方加算の見直し
  • 医療機関・薬局等が連携した残薬対策の推進
  • 長期処方・リフィル処方の取組強化

◆調剤報酬の適正化:調剤基本料の見直し、後発医薬品調剤体制加算の見直し

といった感じで、プラスの要因が見えてこない

そもそもこれ他の検討課題は、かかりつけ薬剤師を推進していれば、何ら問題のないことです。ただ、これまでの調剤業務の発想では量的に伸長させることは難しいでしょう

そういった意味で真のかかりつけ薬剤師の推進は、かかりつけ業務のICT化が急務と考えられます。つまり情報の収集のICT化、収集した情報の分析(AI化)、情報の活用(PHR化)といった一連のDX化が、業務の質はもちろんのこと効率的、患者介入への効果の高さは、今後DX化適応度で2極化することは予想しておいた方がよいと思います

ポリファーマシー、残薬解消を見える化できないと評価にならなくなっていく流れです。ファーマシューティカルケアの実践であり、「患者中心の医療」提供体制であり、アウトカム評価の流れは、先進国では日本だけが実践しきれていない、日本の社会保障制度が医療の適正化を本格的にルール化する、その序章かもしれません

そういう意味で、これまで加算の要件がハードルと思い込んでいましたが、本当のハードルは、DX化やPHR活用することであって、利用しないという自己判断をさせて撤退することを誘導する、最終的には医療の適正化となる政策なのかもしれません。厚生労働省の方の講演で、「薬局は3万軒でよい」と聞かされたのを思い出されます

これは個人的な穿った見解ではなくて、他の業界では「技術革新」と言われてることが、薬局業界に必要不可欠の選別ということではないかと感じてます


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